<ヤング〜アダルト個体の設備例>

◆ここではパンサーカメレオンのヤング〜アダルトの飼育ケージの例をご紹介します。

パンサーカメレオンヤング〜アダルトサイズになると全長で30〜40cmにもなってきます。
飼育するケージはある程度大きなものが必要です。

ケージの形態としては爬虫類ケージ、鳥かごケージ、メッシュケージ、自作ケージなどがあります。
ある程度のサイズあり、通気性確保が出来やすいものの中から、自分の用意できる環境にあったものを選ぶと良いと思います。

我が家の飼育環境ですが、基本的には育成ケージと同じです。ただ、水の補給にはドリッパーを使用しています。

◆我が家のレイアウト例

我が家でのレイアウト例を紹介します。
基本的には内部には台を置き、その上に鉢植えの植物を置いています。なるべく床面が掃除しやすいようにしています。
鉢植えには根腐れに強いポトスを使用し、このポトスに上からドリッパーの水が落ちるようにしています。鉢植えの下には大きめの鉢皿を置き、鉢皿に溜まった水を1日1回捨てるようにしています。




爬虫類ケージのレイアウト例

すべてのケージの基本的なレイアウトになります。
上部に紫外線灯とバスキングランプ(ケージ外に)を設置し、内部の空間を出来るだけ広く取るようにしています。
鉢の設置のための台を置いてますので、シェルター的な空間も下に出来ます。



自作ケージのレイアウト例

私が考える飼育環境はメンテナンスがしやすいことが基本なので、床部分がなるべく掃除しやすいようにしています。

ドリッパーで鉢植えに上から水滴を落としている関係で、台の上に鉢皿を置き、ポトスの鉢植えを置いていますが、鉢は上から吊るすことも可能です。吊した鉢の下の方に水受けを置けば、メンテも楽です。

<その他>
市販の室内ガラス温室を改造(上や横のガラスをバーベキュー網などに変える)して使用することも可能です。
1台の温室に仕切りを入れて2〜4頭の飼育スペースを作ることも出来ます。左右のスペースの仕切りは「天津すだれ」を利用すると、ぴったしサイズに簡単にカットすることができ、とても便利です。おまけにある程度の通風も確保できます^^

カメレオンの飼育設備には何十万もかかるみたいな事を言われる方もありますが、これ嘘です(笑)
動物園みたいな設備で飼育するのならかかるかもですが、そこまでしなくてもカメレオンは十分飼育できます。

我が家の例ですが、市販の室内ガラス温室(巾90cm)に改造用のバーベキュー網、すだれ(仕切り用・他)、紫外線灯×2・バスキングランプ×2やドリッパーを揃えて約4万円(ガラス温室代込み)です。工夫次第でもっと安く揃える事ができると思います。
1台の温室で仕切りを入れて複数飼育できるわけですから、1頭あたりで計算すればそれほどでもない事がおわかり頂けるでしょう。


最終更新日 2009/12/28

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