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マダガスカル南・南西部の乾燥地(森林・岩場・砂地など)に生息。夜行性で昼間は岩や倒木の下や穴の中などに隠れています。大きめな頭と大きな目が、かわいいヤモリです。 |
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一般的には飼育・繁殖も容易と言われています。確かに爬虫類全般から言えば、基本的な飼育方法を守って飼育していれば、とても丈夫で飼いやすい種類だと思います。繁殖も比較的簡単な方です。ただ、簡単だからと言って計画無き繁殖はよくありませんよね。生まれたあとの事をよく考えて繁殖に向かいましょう^^。 次に主に優れている(?)点をあげてみたいと思います。 1,飼育設備が簡単、初期設備導入費が安い! 単独ならば底面積200×150程度のプラケースで終生飼育可能です。しかも基本的には地上性のヤモリなので、フタがあれば高さもあまり必要なくスペースもとりません。 夜行性のヤモリですので照明等は不要。温度は25℃〜30℃ぐらいが目安だと思いますが、廻りを囲った棚などに置くのであれば冬でもゲージ下にシートヒーターのみで飼育できます。ヒーターの上になるようにシェルターを設置すればシェルター内はポカポカ陽気です^^ 高温には結構強い感じで34℃ぐらい上がった日もありましたが、問題なく過ごしています。 あとシェルターや水入れ、床材ですが代用品で出来ますので殆ど費用がかかりません。(詳しくはケアシート参照) 2,丈夫で成長が早い 本種は成長も早く、生後5〜6ヶ月でアダルトサイズになります。生まれたばかりのベビーで4cm前後、アダルトサイズで12〜15cmぐらいです。性成熟も早い子は生後3ヶ月ぐらいです。我が家では生後75日で産卵(無精卵)した個体もいます。♂個体も3ヶ月ぐらいになると交尾しようとする個体も出てきます。 病気などのトラブルに関しては拒食症などは今のところ経験したことがありません。 他の種と同じく、カルシウム不足によりクル病などは出る可能性があります。これは若い♀個体の産卵後に多いですので、普段からしっかりカルシウム等ダストして与えていればほとんど問題無いですね。 3,年中繁殖可能 繁殖にはクーリング等は不要です。年中繁殖可能と言うことです。 産卵は通常1回に2個の卵を産み、それを1〜2週間間隔で2〜10クラッチ産卵します。10クラッチ以上産むこともあります。 成熟していれば交配も高い確率で成功します。 成長も早いので当然繁殖のサイクルも早いです(半年程度)。そんなに早く産ませなくても?って思う方もいらっしゃると思いますが、ソメワケの場合、産卵の時期を逃すと交配しても産まなくなる個体がいます。我が家で約2年近く飼育している♀個体は、生後5ヶ月で産卵が始まり、途中2ヶ月程度休みを数回取りながらもう40クラッチ以上産んでいます。それと反対に生後1年近い♀個体を導入し、交配させたのですが一向に産まない個体もいました。卵を産める時期に産ませてあげると言うのが私の考え方です。 4,バリエーションを楽しむ 本種はバリエーション数こそ少ないのですが、ノーマルでも、バンドとストライプ程度にしかバリエーション分けされてないだけで、色々なタイプの子がいます。しかも生まれてくるベビーの柄も多様で変化に富んでいます。色々なパターンがある程度固定できれば、もっとバリエーション名も増えて、ソメワケの飼育も一段と楽しくなるんじゃないかって考えています。 |
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ソメワケササクレヤモリ飼育の日本での歴史・・・・ 私がソメワケの飼育を始めたのは2003年からなのでそれより以前の事はわかりませんが、1990年代後半には日本でも飼育・繁殖も行われていたようです。でも海外では既にその頃にはザンティック(スペイン)やスリーストライプ(アメリカ)個体のバリエーションの固定もなされていたとのこと。外国のブリーダーは凄い!! ネットで海外のショップを見ていたのですが、アルビノ、ザンティック、スリーストライプ以外にも、レッドやマーブルなどのバリエーションもあるようです。全部で9バリエーション程度はあるとか???でも、ザンティックやスリーストライプでもノーマルとの価格差は1.5倍程度と思ったほど高価ではありません。それだけ海外では一般的なバリエーションになっているんでしょう。ちなみにそのショップではザンティックやスリーラインが75ドル、ノーマルストライプ・他が50ドルでした。 日本での価格は?というと、結構バラツキがありますがノーマルベビーで2,000円〜5,000円、ノーマルアダルトで4,000〜8,000、パーフェクトストライプ8,000〜12,000円、ザンティック15,000〜25,000円、アルビノ50,000〜60,000円って感じでしょうか。 |
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1990年代後半、日本でもレオパードゲッコウとならんで人気が出るだろうと言われたらしいこのソメワケですが、レオパほど人気が出なかったのは何故でしょう? 理由としては、サイズ的な存在感、色彩のバリエーションの少なさ、餌のサイズ、ハンドリング困難(不可?)・・・・・等、他もろもろ。 当然、飼育者が増えれば、数多くの繁殖も行われ、ますます魅力的なバリエーションが生まれてくる・・・このあたりが現在の人気の差なのかなとも思えますね。その頃のソメワケはバンドタイプとストライプのみだったらしいですから(今も近いものがありますが・・・)。レオパと比べれば色も地味ですし^^; でも、それだからソメワケササクレヤモリには未知の部分が残されているのでは?ってところに私は魅力を感じているのかもしれません。 |
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Somewake Network ソメワケ好きで飼育していらっしゃる知り合いも何人かいますし、ソメワケの事に関してネット上で色々とお世話になってる方もいます。でも、全体の爬虫類飼育者からみればかなり少ないかなと言う感じです。一部では昼間は出てこないヤモリ=ネクラなイメージもあるようです。でも、楽しんで飼育されてる方はたくさんいるはず。 いずれ、掲示板や画像投稿のコーナーなどを設けてもっと仲間の輪を広げたいなって思っています。 とりあえずはゲストブック設置かな^^; また「新バリエーション認定!コーナー」なんてのを設けて変わった子が生まれたよ〜なんて言うのも面白いかもって^^たとえば背中の模様が文字に見える子とか、十字架柄、ミッキーマウス柄とか・・・。普段そう思って見ないから気がつかないんだけど、結構いるんだよね。それこそスリーストライプなんて目じゃないよ!って気がついたらウチの子5本ぐらいストライプがあるよ!って方いるかも^^。 以前、古代魚のエンドリケリー(ポリプテルス)を飼っていたのだけど、その中に模様がはっきり「太」に見える子がいましたよ。 とにかく飼育を楽しんでいきたいです。そして仲間の輪が少しでも広がっていくといいなぁ〜と思います。 2005年は力を入れていきますよ。 |
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