カメレオン雑学
カメレオンと言うと、廻りの色に合わせて変幻自在に体色を変える事ができ、まるで忍者のように思われていますが、実際には廻りの色とかとかに溶け込んでしまうほど変幻自在ではりません。 しかもどんな色にも変化するわけではありませんし、分布している地域や種類によっても、様々な色変化やその変化の幅にもかなり差があります。 森の中などでは、緑や茶色と言う体色はわかりにくいのは確かです。でも廻りが真っ赤な場所に急に連れていっても、体色が真っ赤になるワケじゃないです。お間違えなく^^ 実際、ある百科事典には「カメレオンが背景にあわせて色を変えるというのは、広く世間に流布されている誤解である」と記されているほどです。 廻りの色と同化してしまうって、本気で思ってらっしゃる方が本当に多いのは事実。私の廻りにも結構いますよ。ネット上でも、廻りの色に同化する代名詞みたいにカメレオンが出てきます。 カメレオンの常識・・・・最大の間違いかもしれませんね。 |
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基本的にカメレオンが体色を変化させるのは、廻りの温度や光の強弱、そして感情などによるものです。 しかし、廻りの温度や光の強弱による場合は、カメレオン自身が自分の目で見て判断しているのではなく、皮膚の神経が光の強弱などを感じ取って、変化させているのです。 カメレオンの皮膚の直下にある色素細胞の粒が、神経の働きによって広がったり収縮したりするため、色変化が起こるとされています。 また感情にも左右されます。 怒った時には、ある種は黒くなったり、或いはメリハリのある色になったり、中にはハデハデな色彩になる種もあります。 他にも発情色・婚姻色・妊娠色と言われる、その時期になると見ることが出来る体色というのもあります。 |
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(画像はパンサーカメレオン ピカソ) |