カメレオン雑学

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卵生と卵胎生

カメレオンには卵を産みおとす種と、直接仔を産む種がいます。
前者が卵生(らんせい)であり後者が卵胎生(らんたいせい)です。

ちなみに大まかには
  卵生(らんせい)→卵の状態で産まれ、卵内の卵黄より栄養をとり、ある程度育ってから孵化する。
  卵胎生(らんたいせい)→親が胎内で孵化させて子を産む。栄養は母体からではなく卵黄よりとる。
  胎生(たいせい)→母体から胎児に栄養供給して、ある程度育てて産む。

卵胎生は卵生が進化したものだと言われていますが、なぜ、卵生と卵胎生がいるのでしょうね?

考えられること、

  1,生き残るために、気温の低い地域に生息域を移動したものの、
    卵を産んでも気温が低く孵らなくなってしまった種の生き残るための進化。
    (親のお腹の中で親の体温で温めて卵を育て、お腹の中で孵化させる)

  2,子をお腹の中で育てる事により、生き残りに有利な状態で生まれるようにするため。

というところでしょうか。
1の良い例が、「コモチカナヘビ」です。北海道に住むコモチカナヘビは、お腹の中で孵化させてある程度育ててから、仔として産まれてきます。ところが気温の少し高いスペイン南部に住むコモチカナヘビは卵生だそうです。

カメレオンもどちらかというと、少し寒い地域に住んでる種に卵胎生種が多いような傾向がありますね。

カメレオンの主な卵胎生種

   ルディスカメレオン、フェレボルンカメレオン、ワーナーカメレオン、ジャクソンカメレオン、
   エリオットカメレオン、ツーストライプカメレオン、ヘルメットカメレオン
            ・・・・・・など。
ちなみに殆どの爬虫類は子育てをしません。
カメレオンもそうですね。
成長等に適した場所に卵を産みつけたり、仔を産んだりしますが、産まれてからは親の援護は受けずに自力で育ちます。
カメレオンの仔は産まれるとすぐ自力で歩き出します。もちろんあらゆる敵(親も含め)から逃れる必要もあるわけです。この世に生まれたカメレオンたちは、いきなりそういう厳しい世界で生きていかなければならないのです。

爬虫類で子育てをすることで有名なのはワニです。
殆んどのワニは水辺の近くに塚状の巣を作り、卵を産んで埋めます。そして、孵化するまでその巣に近くで見守る行動をとるようです。
そして卵から孵化すると、母親は土の中から発する子ワニたちの高い鳴き声を聞き、そこから這い出てくるのを手伝うということです。その後も、子ワニを集めて集団で育てたりするワニもいるそうです。


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最終更新日 2007/01/31

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